インドの大規模金融経済政策への批判
先日、Modi首相がGDPの10%にもあたる大規模金融経済政策(Atmanirbhar Bharat Abhiyan)実施に言及したという記事を書きましたが、Finance ministerが、5日に渡り、パッケージの具体的な内容について発表してきていました。中小企業、農業、貧困層、中間層、産業部門、国防などへ向けた広範な支援策(現金給付、食料支援、資金流動性確保、税率減、税金払い戻しなどなど)となっていますが、これに対し、批判があがっています。批判の内容は様々ですが、主な指摘は、政府の実質的な支出額はGDPの1.6%程度、支出に対する効果が薄い、複数の部門における改革がコロナウィルス関連なのか不明瞭、結局はローンが増えるので負担増、などです。
批判は基本的に野党側から出てきているので、政治的な要素が強いようですが、どこの国も同じような議論が繰り広げられているようです。
政府の政策というのは、どういうものが出てきたとしても批判が出るものですね。一方で、コロナ対策を進めてきているModi首相の人気はうなぎ上りのようです。
Covid-19 India Economic Package: Breaking down Centre’s Atmanirbhar Bharat Abhiyan economic package
Modi's Rs 20 Lakh Crore Package Will Likely Have Fiscal Cost of Less Than Rs 2.5 Lakh Crore
PM's Relief Package Speech: Opposition Cautious About Details